[ect-announce-ja] 【応用科学学会】秋季シンポジウム 2014 開催案内

Nicodimus Retdian nico @ kanagawa-u.ac.jp
2014年 11月 19日 (水) 09:51:40 JST


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  ◆◇◆ 応用科学学会 秋季シンポジウム 2014 ◆◇◆
日時:2014年12月1日(月)13:30-17:30
会場: 東京理科大学森戸記念館第1フォーラム(東京都新宿区神楽坂4-2-2)

講演会・パネルディスカション 13:30-17:30
懇親会          	   18:00-20:00

シンポジウム詳細はこちらから>>>
http://www.ohyokagaku.org/lecture/symposium14/


お申し込みはこちらから>>>
https://ssl.alpha-prm.jp/ohyokagaku.org/symposium2014.html


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▼プログラム▼
秋季シンポジウム「ITSにおけるシステムとひと」
時間割:13:30-17:30
参加費:1,000円(会員・学生は無料)
会場:森戸記念館第1フォーラム
<イントロダクション>
 1996年7月に政府により“高度道路交通システム(ITS)推進に関する
全体構想”が発表され、ITSブームとなりました。多くの企業がITS事業部
のような部署を立ち上げ、自社の技術や製品をITSと関連づけること
が出来ないかを検討していました。しかし、当時の諸技術ではまだ力不足
だったのか、 VICS、ETCは実用化されたものの、いつしかブームが去って
行った感がありました。
 ブームは去ってもITS研究・開発は続けられていました。昨年(2013年)、
ITS世界会議が東京で開催されたのを機に、そこまでに培ってきた諸技術が
一気にテレビ等を通じて一般市民に紹介されました。安全運転支援システムや
自動運転システムのデモが様々な機会に行われたのです。車載レーダや
車載カメラによる自動ブレーキシステムなどの商品化も進んでいます。
さらに、2020年の東京オリンピック開催時には、東京をITSショーケースに
しようという動きもあります。今、まさに第2のITSブームが来たのです。
 ブームだからといって、何でも有りではいけません。効率や見栄え、
イメージが先行してはいけません。ITSはヒトに役立つシステムでなくては
いけないのです。
 そこで、本年の応用科学学会秋季シンポジウムでは“ITSにおけるシステム
とひと”と題して、三人の講演者による三者三様の講演を拝聴し、
パネル討論会を開催することになりました。白熱した議論が展開されそうです。
非常に楽しみです。


13:30-17:30
<基調講演>『システム創成論から観たITS』
埼玉大学大学院理工学研究科 教授
長谷川 孝明

 IT(情報技術)で高度化するモビリティの分野を、人間社会の
「ライフスタイル・価値観」および「数理物理・科学技術」の
両面を見据えて社会に定着しやすいシステムの創成を行うための
「システム創成論」の観点から議論する。まず始めに、システム
創成論の基本的考え方とプラットフォーム論、リアルワールドの
IT、イノベーティブなシステムの創出の方法論、QoSC(空間的心地
よさの質)を概説し、まちづくりを含むその具体例や、「電気自動車」、
「水素自動車」、「自動運転」、「立ち乗りのモビリティ機器」、
「ウェアラブルデバイス」の考え方、「人の身体・心を考慮した
モビリティ機器、モビリティ環境の実現論」に言及する。



<講演1>『自動車メーカーの取り組んだITSの歴史』
一般社団法人応用科学学会 理事/
本田技研工業株式会社グローバルテレマティクス部業務統括室 技師
飯星 明

 現在ITS技術は、自動運転実用化の機運が高まって研究開発が
進んでいる。 ITS技術では、これまでカーナビゲーションから
始まって、アダブティブクルーズコントロール、レーンキープ
アシスト、衝突軽減自動ブレーキなどが開発実用化されてきた。
これらの開発に如何に取り組んできたのか、その開発の歴史を
振り返り、これから実用化するであろう自動運転の展望や課題
を明らかにする。また通信技術を用いた路車間・車々間システム、
テレマティクス、高精度位置測位技術を取り上げて将来のITS
システムを論じる。


<講演2>『都市部におけるポジショニング技術が開く可能性』
東京大学生産技術研究所 准教授
上條 俊介

 GPSを初めとする衛星測位技術はカーナビだけでなく、スマート
フォンにも急速に普及している。いわゆるurban canyonと言われる
市街中心部においては、ビルによる遮蔽や反射の影響で衛星測位の
誤差が大きいことが知られている。カーナビ用途には、マップ
マッチング等の技術で利用上の問題が無い程度まで、ポジションを
推定することができているが、歩行者ナビの観点からは、十分な
精度を確保することが困難となっている。また、自動運転では、
車線の判定が必要なため、マップマッチングでは意味を成さない
という課題がある。そこで、urban canyonにおける測位精度が
向上した場合、どのような活用が広がるか、本講演者の研究を紹介し、
パネルディスカッションへの話題提供としたい。


<パネルディスカッション>
『ITSにおけるシステムとひと』
モデレータ:藤井 信生(一般社団法人応用科学学会会長)
パネリスト:[講師]長谷川 孝明、飯星 明、上條 俊介
	  [一般社団法人応用科学学会]水井 潔(監事)、久保 文雄(理事)

□懇親会 18:00-20:00
  会場:東京理科大学理窓会(新宿区神楽坂2-6-1 PORTA神楽坂)
  会費:3,000円(学生1,500円) ※懇親会開始前に受付で徴収いたします。


シンポジウム詳細はこちらから>>>
http://www.ohyokagaku.org/lecture/symposium14/


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 ◆お申し込みはこちらから

https://ssl.alpha-prm.jp/ohyokagaku.org/symposium2014.html

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