[ect-announce-ja] 【開催案内】 - 応用科学学会 秋季シンポジウム 2016

Hao SAN hsan @ tcu.ac.jp
2016年 10月 7日 (金) 08:24:49 JST


関係者各位

応用科学学会 秋季シンポジウム 2016をご案内いたします.
電子回路に興味を持たれている方には,
大変有益なシンポジウムですので,奮ってご参加ください.
よろしくお願いいたします.


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                        応用科学学会事務局

平素より当学会に格別のご理解とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

本年の応用科学学会主催 秋季シンポジウムは、
『バーチャルリアリティとひと』と題しまして、
11月15日(火)に開催いたします。  

Webにて申し込み受付を開始しましたので、
下記にご案内申し上げます。

会員の皆様の参加費は無料でございます。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
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  ◆◇◆ 応用科学学会 秋季シンポジウム 2016 ◆◇◆
日時:2016年11月15日(火)13:30-17:45
会場:東京理科大学森戸記念館第1フォーラム(東京都新宿区神楽坂4-2-2)

講演会・パネルディスカション 13:30-17:45
懇親会          	   18:00-20:00

シンポジウム詳細はこちらから>>>
http://www.ohyokagaku.org/event/post-296/

お申し込みはこちらから>>>
https://ssl.alpha-prm.jp/ohyokagaku.org/symposium.html

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▼概要▼
秋季シンポジウム「バーチャルリアリティとひと」

シンポジウム参加費
会員(正会員・学生会員・賛助会員):無料
非会員:一般3,000円、学生1,000円

□13:30-13:45
本シンポジウムのねらい
 2016年は仮想現実(Virtual Reality:VR)に関連した
製品が次々と発表・発売され「VR元年」と言われている。

 この勢いは衰えることを知らず、舞台裏では莫大な資金が
スタートアップに注ぎ込まれるなど競争はますます激化している。
しかしながら、この引き金となったのは、いずれもヘッド
マウントディスプレイ(HMD)であり、これまでにはなかった
全く新しい製品ではない。では、なぜにHMDの新製品ラッシュが
始まったのだろう。それがゲーム市場のみにしか受け入れられない
とするなら、多くの企業がそこに群がるとはとても思えない。
今後、新市場が創出されるのか、それとも1990年代のように
一過性のブームで終わってしまうのか、まだ不透明な状況である。

 仮想と現実。現実とはまさしく今ある時空間、仮想とは
想像する時空間と言える。時を越え空間を越えて、仮想を
現実のように体験できることや現実と重ね合わせることが
仮想現実、もしくは拡張現実(AR:Augmented Reality)、
複合現実(MR:Mixed Reality)とするならば、これらの
人工現実感を創りだす技術開発の到達点はどこにあり、
そこに「ひと」はどう関わるべきかを明らかにして
いかなければならない。

 VRという言葉で代表される研究領域は、ある意味では
人間の知覚特性を明らかにすること、ひとを理解することである。
一方で、ひとの思考能力、想像力・創造力を減退させる
危険性をはらんでいないだろうか。VRに未来はあるのか。功罪はないのか。

 『自然、そこに発想の原点がある』を基本理念としている
当学会として、本年の秋季シンポジウムでは、
この課題に取り組んでみたい。

応用科学学会 副会長/スタンレー電気株式会社 久保 文雄


□13:45-17:30
講演1『バーチャルリアリティは
    人間の能力をどこまで拡張できるか-』
東京大学大学院情報理工学系研究科 特任准教授
谷川 智洋

 バーチャルリアリティにより、我々自身の感覚を通して
得られる以上の体験ができるようになります。例えば、遠くの
場所やミクロの世界を計算機内に作り出すことで、人間の能力
では体験できないような体験をすることが可能になります。
これは人間の感覚を拡張していることに他なりませんが、
計算機と人間をより密接に結びつけることで記憶や行動
の補助など様々な人間の能力の拡張が可能になるのでは
ないでしょうか。最新の研究を紹介しながら能力の拡張について
考えてきたいと思います。

講演2『バーチャルヒューマンと私』
東京工業大学精密工学研究所 准教授
長谷川 晶一

 バーチャルリアリティ世界の登場人物であるバーチャル
ヒューマンは、人間が人らしさに対して敏感なことも
あって難しく、興味が尽きないテーマです。私は人間を
作る前にまず生き物を作らなければと考え、動力学シミュ
レーションされた身体を制御して動きを作ることを研究し
はじめました。その後、人の感覚・運動・注意をシミュ
レーションすることで、こちらの働きかけに対して生き
生きと反応するバーチャルな生き物、バーチャルクリーチャ
の研究を進めました。最近は、会話を含む人間同士の対話時の
視線や仕草をシミュレーションにより作り出すことを
目指しています。これらの研究のご紹介とその周辺について
お話させていただければと思います。


講演3『人にリアルと感じさせる映像
        ~高臨場感コミュニケーションを目指して~』
NTTメディアインテリジェンス研究所
伊達 宗和

 コミュニケーションの究極は実際に会うことである。
遠隔地にいる相手や物体があたかも目の前にいるかの
ような映像を提供することが重要となる。しかし、
映像の解像度、色、立体形状などを究極的に高めることは
ハードウェア的にも情報量的にも現実の問題としては難しい。
本講演では、最小限の情報量で人にリアルと感じさせる
映像表現について議論する。

講演4『VR産業の興亡と高機能HMD登場による新たなる展開』
株式会社ソリッドレイ研究所 代表取締役
神部 勝之

 VR産業の歴史は30年近くあり、特に1990年代はバブル期の
様相であったがそれも2000年に終焉を迎えた。2016年になり
高機能低価格HMDが登場し「VR元年」と各種メディアで
言われるようになりVR技術がまた注目されるようになってきた。
30年間のVR産業興亡を振り返り新たに登場したHMDで
これから何が変わって行くのかを予測してみる。

<パネルディスカッション>
『バーチャルリアリティとひと』
モデレータ:久保 文雄
パネリスト:谷川 智洋、長谷川 晶一、伊達 宗和、神部 勝之
            平野 健治(応用科学学会理事/株式会社計測技術研究所 相談役) 

□懇親会 18:00-20:00
  会場:東京理科大学理窓会(新宿区神楽坂2-6-1 PORTA神楽坂)
  会費:3,000円(学生1,500円)


シンポジウム詳細はこちらから>>>
http://www.ohyokagaku.org/event/post-296/

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 ◆お申し込みはこちらから

https://ssl.alpha-prm.jp/ohyokagaku.org/symposium.html
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 応 用 科 学 学 会  事務局
 〒236-8501 横浜市金沢区六浦東1-50-1
 関東学院大学理工学部 水井研究室内
 TEL/FAX:045-545-0133
  E:mail:info @ ohyokagaku.org 
 http://www.ohyokagaku.org/ 
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